アルフア日記 2003年6月〜8月


ジャッカルの日

 子供の頃、散々テレビの洋画劇場でよく放映していた名画「ジャッカルの日」を、DVDで十数年ぶりに観た。色を塗り替えた主人公の車がアルファロメオだった事も、もちろん映画の結末もすっかり忘れていたが、映画としてもアルファロメオの映像としても実に楽しめた。お奨めの映画である。
 ちなみに主人公のアルファ以外にも峠ですれ違うアルファや、ドゴール大統領の乗るシトロエンDSや街を走っているヨーロッパの車がため息が出るほど素晴らしい。警官が乗る水平対抗のBMWオートバイがしぶい!映画の内容も充分に楽しめるし、今観てもストーリー展開や描写は素晴らしい。
 それにしても欧州車の雰囲気はこの1960年代が、最高にカッコイイ。もちろんアルファサウンドも映画の中で響いています。

話は変わるが、本日仕事の合間に撮影したもらった我が147である。相変わらず好調に走り続けている。



2003年8月11日

 恐れていた真夏がきた。が、いまのところノートラブルで好調である。距離は12000キロを超えた。仕事で通勤や近距離の移動に使用しているので、アルファは日常度が高く、初恋の時のようなトキメキは減少しているようだ。恐らくどんな美人な女性でも奥さんになってしまい日常と化したならばそれはそうなるのかもしれない。特に現行のアルファはかつてささやかれたような悪女ではなく、むしろ毎日文句も言わず動き続ける良妻賢母なイメージなのかもしれない。

 さて業務の一環で、オートギャラリー東京2003に出かけた。真夏なのに普段しないワイシャツにネクタイ姿が息苦しい。唯一の楽しみは、アルファ147がどこからか出展していないかな〜と思っていたところ、あった!ガルビノ!思わずシャッターを切る。

 一般的にオリジナルのエクステリアスタイリングに対してエアロパーツの装着は、そのオリジナルの良さを崩してしまう場合が多い。ましてや高度なデザイン処理が施されたアルファロメオはなおさらその感がある。
下手をすればまさに蛇足である。その中にあってこのガルビノさんのエアロパーツは、パーツの自己主張が弱く巧みにオリジナルの良さを生かしたデザインだと思う。個人的には好みのカタチである。(ホイールは好みではないですが・・(~v~))


2003年7月28日

 相変わらず我が147は毎日快調に通勤の足として動いている。したがって特になにかを報告という事もない。会社に通勤すると隣には突然アルファの155が駐車してあった。どうやら会社関係の知人の車のようである。ボスにとなりの赤い車はなんだ?と聞かれたので車種名はアルファロメオ155だと答えたが、なぜ止めてあるかについては私には説明できない(笑)
 夜、久々にTVKテレビを見た。番組は辛口の発言が、わたしのお気に入り「新車情報」である。今はカーグラTVも首都圏では見ることができないので今となっては唯一の自動車番組だ。これだけの自動車生産国だし、また書店にはあれだけのカー雑誌が並んでいるのである。せめてテレビ番組でもう少し自動車専門の番組があってもよいと思うのだがなかなか他にはない。スポンサーの影響力が大きい民間放送のシステムでは、自動車をテーマとした番組は番組構成が難しいのだろう。少し情けないような気がする。
 最近でこそ、笑えるほど強烈で辛口な批評や質問は少し減ったような気がするこの「新車情報」だが、それだけ指摘されない車作りとして完成度もあがってきたのかもしれない。まあ悪くいえばそれだけ今の車は性能もあがり、また指摘されるようなカ所は、どの車も似たり寄ったりなのだろう。

 さて今夜久々にこの番組を見たのは、アルファ147GTAが今夜の特集だったからだ。以前156GTAの時も見たので、その日以来である。番組内容としては、アルファについて好意的な批評が中心で特に、辛口な批判はなかった。もしろ母体であるフィアットの経営が苦しいこの状況下において、これだけアルファロメオとして妥協をしない車を世に送り出すことができたのは称賛に値するというようなコメントであった。その通りだと思う。

 またドイツとも違うフランス車とも違う、イタリアらしさを残す車としてこえからもアルファロメオにはがんばってもらいたいと、かつてアルフィスタであった司会の三本 和彦氏は語っていた。同感である。

 新車情報の公式サイトによれば、氏曰く
メーカーによい商品を作らせるには、消費者が「気持ちの良い商品でなければ買わないことが大切だ。」 と 主張する。

なるほど実に言い得ていると思う。気持ちのよくない車が世の中にこれだけ氾濫しているのは確かにどうでもいいそんな車をつい妥協して買ってしまう消費者に責任があるのだと思う。すべての商品にあてはまる言葉だ。


2003年7月16日

 いつものようにセルフ式のガソリンスタンドで給油。満タンにハイオクを入れた。
快調だよな〜アルファロメオ・・と思ってメーターを見ると燃料系のゲージが1/3ぐらいを指している。
ありゃりゃ。今満タンにしたのに・・。エンジンを止めて再始動してもメータは再び1/3までしか上昇しない。
やれやれそろそろ本性発揮か?と思いきや翌日は1/3まで上昇。そしてその翌日。すなわち今日は正常通り満タンに近い位置まで戻っている。なにごともなかったのような雰囲気である。
 燃料系のフロートかなにかがつっかえていたのか?不明だがとりあえず事なきを得た。

ところで←の画面からHOMEを押してもらえればわかると思うが3年ぶりにケータイ電話を買い替えた。アルファロメオと同じブルーを買った。自称カジュアルブルーケータイである。


2003年7月3日

ついに蛇の猛毒にやられてしまった私の友人3人目の症例である。
今年の3月にわたしがアルファを買おうか買うまいか散々悩んでいたときにハーレーの私の管理するBBSやあるいはツーリング先で相談に?というか楽しい悩みの日々をはなし相手になってもらっていた2人の友人が、わたしがアルファを購入してまだ半年も経過しないうちに、あろうことか2人とも同じ3月に、アルファ156のスポーツワゴンを買ってしまった。正直驚いたが、いずれ感染するであろうことは予想していた。

その時、同じくいつもハーレーで蕎麦なんぞを食べにいくために山形あたりまででかけて行く友人の1くるま氏から電話がかかってきた。その友人はVWゴルフ好きで、GTIを何台も乗り継いでいるので、当然イタ車には興味がないはずと私は思っていた。電話口で私がアルファを買うかどうか決めかねている時も、「タイミングベルトの突然死とかどうなんですかねえ?」とアドバイスというか不安材料を投げかけてくれるほどであった。

今年になってゴルフのR32を予約しました!との話だったので、ああやはり!らしいなあと思っていたのだが、突然メールがきた内容には、アルファの猛毒にやられてしまいましたと・・( ̄□ ̄;)

しかもまさかのGTAである。レポートを読めばなるほどなあ・・とは思うのだが、初めて聞いた時に私が驚いたその衝撃は先にアルファにやられた2人のそれとはならないものがあった。

そして真っ先に脳裏に浮かんだ言葉は、まさにミイラとりならぬ蛇とりが蛇になったというべきか!?

いやはや、アルファの猛毒恐るべしである。

2003年6月20日

 マフラーを交換した。はじめて自分の147の底をじっくりと眺めたが、アルファのエンブレムや、車のキー、あるいは室内の雰囲気から同じレベルのクオリティや雰囲気を想像して見回すと、お世辞にも素晴らしいとはいえないものである。特にリアのロアアームにいたってはそこらのボンデ鋼板の角柱を切ってとりつけたかのようだ。まあ見えないところなので気になならないけどね。
 予想していたよりも静かなので、これなら周囲の車より静かである。なぜならすぐ近くに爆音のAE86が止まっているんでね・・・(笑)
 マフラーとはいえ、最後のリアエンド部だけなので、性能的にはよくもわるくもさほど変化はないはずと思い、普段と同じように運転してみたが、やはり予想通りであった。
 ただしメンタルチューニングには絶大で、思わずアクセルを踏み込んでしまう傾向にある。当然、その分、ブレーキングも激しくなりパッドも減りがはやくなるし、燃料消費も高まる予感。
 あまりの楽しさに、思わず4気筒のオートバイを思い出す。Ninja900やFZR750に若気の至り時代に乗っていたが、やはり同じ4気筒エンジンに共通する危険なフェロモンがより多く出ているのかもしれない。
 17才から24才まで4輪の免許は持っていたものに、人生バイク一筋だった私は正直、4輪の運転は2輪のそれほど自信がない。なのに、思わず音を聴いてしまうと、まるでバイクに乗っているかのような心境になってくる。
 たとえていえば、官能の美女がさらに魅惑のドレスに着替えて再び部屋にやってきたような状況である。甘危険な香りという歌が似合いそうな空間と化す。

 さて、わたしの周辺のハーレー友人。すでに2人毒蛇に噛まれたしまったが、わたしのせいではない。断言したい。そして、ここらで終息したかに見えたアルファウィルスの感染だが・・・・↓(謎)


2003年6月 16日(月)

東京までアルファで出かけた。
東京都内では多くのアルファに遭遇するものの、やはりいつもの休日よりは少ない。
帰り道に距離計に目をやると1万キロを超えていた。至って快調である。

2003年6月 8日( 日)

NastroAzzurro

このサイトを立ち上げた時に、最初にBBSに投稿してくれたのは皆ハーレー系の友人であった。まさかまさかと思っているうちにイタリアの毒蛇は猛威をふるってあっという間に感染した。
 未確認情報によればまだその被害は拡大しているそうである。

 ところでその初期の投稿に友人のぞめが、NastroAzzurroおいてあるイタメシ屋ないですか〜と聞かれてその日以来、このNastroAzzurroが気になるようになった。2輪ホンダワークスレーサーのスポンサーもしているらしい。
 ハーレーの雑誌をめくる時にビールは同じミルウォーキー生まれのミラービールが似合うが如く、やはりイタ車の雑誌を読む時間にはこのNastroAzzurroがよく似合う。


2003年6月 7日( 土)

予想通りといえばいいのか期待通りなのか、我がアルファロメオ147は9300キロを超えた。リアゲート解除機構が途中壊れた以外はノートラブルである。うれしい限りだ。

ところで最近、会社から家路につく際、アルファのエアコン口からの空気からの異臭が臭うようになった。仕事上いろいろなクルマに乗るが、いままでは臭ってこなかったので多少気になっている。

フレグランスシートを買う口実にはなると思うのだが・・・。


2003年6月 6日(金)23時

(HittonHP巻頭コラムと同文です)

シングルモルトな夜

COLTRANEのBALLADSを聞きながら久々にグラスにシングルモルトを注ぐ。
こう書くと酒好きのようだが、それほどでもない。
酒を探すといつものバーボンが切れていた。
ふと本棚を見ると見慣れない酒があった。
買った記憶はない。
そういえば、昨年の年末に会社でお歳暮の整理をしていた時に得たいわば放出品だ。
深いグリーンの紙のパッケージを開けてみると中にはシンプルなボトルが出てきた。
サントリー白州蒸留所と書かれた紙のシールがポツンと貼ってある。
そしてその紙にはロット番号のような刻印してある。
No.706651だ。
ウイスキーの手作り感や職人気質、あるいはプレミアム感を高揚させるための高度なパッケージデザインだろうか。
嫌いではない雰囲気だ。

少し酔いも回ってきたころに、車の雑誌を切り取ったものを、クリアファイルに入れことにした。
ファイルは本棚おいてあった。
MAGAZINE FILEと自分で10年以上前にタイプしたものだ。
このファイルに切り抜きを入れるのは久しぶりだ。
ファイルをめくると約10年前の雑誌NAVIから切り取った松本葉さんのパンダの記事が入れてあった。
タイトルはフィアット・パンダで行くパスタの旅
「楽しいイタリア」
のもと
という記事である。
そうだ思い出した。アルファを買う前に乗っていた車
スズキジムニーのJA11Cを買う前にすごく欲しかった車はフィアット・パンダだったのだ。
当時パンダの記事をみつけては読んでいたのだった。
そういえば机の上に置いてあるニコンF3も同じジウジアーロのデザインだな。
父が乗っていたランチャテーマもそうだった。
10年の時を経てイタリア製の車にたどり着いた。
車はパンダではないし、ジウジアーロのデザインではないけども。
いつかはイタリア車に乗る運命だったのだろう。

久々にクリアファイルに追加した記事は、雑誌カーダに乗っていた吉田 匠氏の連載日記
「ABARTHの残像」という記事である。

最近アルファはもちろんだが、アルファ以外で密かなマイブームはアバルトだ。
幸いにも?簡単に入手できるような車ではないのでプラモデルでも作ってココロを沈静化せねば。
そんな車だ。
FIAT600ベースのアバルト1000TCR。

カリカリにチューンという言葉があるが、まさにこの車のために生まれてきたのではないかと思える雰囲気と色気である。
昔から存在は知っていたが、いかにも後付のアンバランスなカタチがへんなくるまだなあとしか思っていなかったのにこれが実になかなか魅力的な雰囲気であることに気がついたのは最近である。

先日雑誌の付録DVDを見ていたら私と同じ誕生年の1966年生まれのアバルトが出ていて釘付けになった。やはりなにか目に見えない魅力を放っている。

ふとグラスの氷が音をたてた。
そうか1960年代モダンJAZZ。アルファロメオ・FIAT・ライカM3。
そしてデュオグライドのハーレーダビッドソン。
それぞれが、機械が最高に輝いていた時代。
1960年代に既に大人だった人々が少しうらやましく思えた夜。
コルトレーンを聴きながら。

2003年6月 6日(金)23時


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