|
バイブスに今年も参加した。場所は青森県木造町。下北半島側には行ったことがあるが、日本海側ははじめてだ。初めての場所を走るのは楽しい。期待が高まる。 ソロで現地を目指す予定だったが、連絡があって行きは湘南チャプター関係で知り合った6名で行く事にした。そのうち4名は昨年もバイブスに一緒に参加した連中なので気心もしれていて走りやすい。 前日は興奮のため1時前には床につくがやはり眠れない。地図を眺めると明日の場所の想像とかして余計に目が冴えてしまった。まずい。少しでも寝なければ。あせる。うれしいあせり。そうだ日常的な事をして目を疲れさせてやろうとバイオハザード3をする。このゲームは最後までクリアして無制限に使える強力な武器まであるのでおもしろいように画面がすすむ。気がつくとますます目がさえてきた。いかん眠らねば。あと起床予定時間まで1時間しかない。とかじたばたしているうちにいつのまにか寝て目覚まし3ヶの波状攻撃で目を覚ます。こんどは眠い。アー眠い。40分ぐらいは寝れたかな。荷物をパッキングしてあるローキンを押して表どおりへ。エンジン始動。集合場所へ向かう。朝の3時なのにクルマの量が多い。 3時半に集合場所から出発。暗い中順調に走って東北道へ。最初のSAで休憩。だんだん夜が明けてきた。日が昇ってあたりが少しづつ明るくなってゆく中を走るのは最高に幸せな気分だ。そのあとは満タンにした燃料で走れるだけ走って250キロ前後で休憩給油しながら北上。止まるSAではハーレーだらけ。気分は高まる。 空は青く気持ちがいい。東北道を青森側に分岐してのハーレーの数は圧巻で、はるか前を走る車両も後ろに見える車両にも乗用車はトラックはなくハーレーばかりという状況に意味もなく喜ぶ。 目的地の木造町についたのはお昼をすぎて3時頃。通りがかりのラーメン店でラーメン&チャーハンを注文。ガラス越しに多くのビンテージハーレーが手でシフトアップしつつ通りすぎる。写真でみるより走っているELとかを見ると動揺する。なかなかいいな!などとえらそーなことをいいつつ残りのスープをすする。おなかの調子がおかしい。トイレに行く。たぶんあまりの寒さに冷えたのかもしれない。チャップスやアンダーパンツをはかず、Gパンだけでやってきた私の判断は甘かった。が時すでにおそし。この後トイレにかさねて通うことになったがこのときはまだ知る由もない。満腹感とともに走り出して会場を目指す。 前を行くハーレー集団が次々に左折。われわれも身をゆだねるがごとく左折。しばらく走ると一番先頭集団が道ばたへ。その次の集団がそれをみてまた停止。同様に動揺した我らも停止。地図をみると左折した場所がはやかったようだ。人を信用してはいけないね。と勝手にあとについて曲がったのに人のせいにする(笑)Uターンするとさらに後に2グループもついてきていたのが判明。後ろからみているとその自身をもって曲がっていくハーレーたちにゆるぎない姿があってなんだか正しい道に見えてしまうからそれをついつい信用してついていってしまうから不思議。もう道に迷わずにバイブス指定どおりのルートをたどる。 途中走った広域農道はひたすら道が直線で広くて最高だった。北海道的な道だ。去年同様、突然現れるバイブスのカメラマンに手をふりつつ会場へ。道から見えるハーレーの台数の多さに感動しつつ駐車場へ。受付でバイブスのパッチをもらう。荷物を降ろしていると世田ヶ谷チャプターのかわいいななえちゃんがいてみんながいる場所まで案内してもらう。ななえちゃんは初めて見てからすでに3年ぐらいたったけどいつまでもかわいい。んなことを考えつつ世田ヶ谷のメンバーと握手を交わしてテントを張る。 ちょうどテントを張り終えた時にYOUからの電話があった(あなたから電話があったのではなくYOUというネット上のハンドルネームだ)。目印の場所へ向かう。ソロで硬派に現地へ来る予定だったYOUだが、既に女性同伴。やるなお主!。 驚いたのはその次。なんとその女性がぼくのことを指さして(後ろ指ではない)あ!とかいう。一瞬???マークが頭の中を駆けめぐる。みたことあると思えば最近できたハーレー店で会った子だ。話した事を思い出す。世の中は狭い。狭いといえばテントを張った箇所だが、YOUが見つけた場所はまだまだ余裕があるし、下は芝生だ。魅力的。もう今晩はテントを湘南&世田ヶ谷サイトに張った事だし、今晩はそこで過ごし、2泊目をインターネット上の友人たちと過ごす予定ではあったが、急遽予定は未定。変更して今晩からネット上の友人達と過ごす事にした。 いっしょに走ってきた湘南チャプター友人たちからは罵声や嫌みをいわれつつも(笑)私の意志は堅かった。今日一日750キロの道のりを、5人の侍とともに共に走ってきた男同士の絆?を裏切るようで少しつらい。 なんてうそ(笑)。ななえちゃんと夜にお話できないのが唯一の心残りか。昨年のバイブスもネット上の友人たちが、大勢バイブス会場にきていたが、実際にはほとんど顔をだせなかったので今年は逆にネット上の友人達と過ごす事に決めた。 Kita。にゅり。はじめて今回お会いできた組長さん。夜になって前田。ヒロシ、アミーゴ、ハラグチの各氏も続々到着。ビールで乾杯してカルビを焼いて食う。にゅりは深夜何と電車でバイブス会場の近くまでやってくるベイベを迎えに深夜100キロのツーリングにでかけていく。電車でくるのもすごいし、迎えにいくのもすごい。すごいカップルなのだ。カップルって死語?アベック?まあいい。石川県から毎度毎度やってくるハイパワースプも夜になって到着。深夜まで焚き火がありがたい。 焚き火の火が小さくなると寒さが身にしみる。トイレに何度か通いつつ焚き火の夜は更けていく。途中出店に顔を出す。知り合いの店で何件か話しをする。しかし相当な店の数だ。 戻って飽きない焚き火を前に話しをしつつ、熱いじゃがいもやニンニクを口にする。うまい。YOUが連れてきた女の子の名前はかおりちゃん。何と一人でやってきた。特にだれかと約束を決めていたわけでもなくなんとかなるでしょうとやってきたところがすごい。女性ライダーが珍しかった15年ぐらい前は、CB250とかに長い髪をなびかせて乗っているだけでも話題になったのに、今やハーレーに乗っていても珍しくなくなった。あちこちに女性のハーレー乗りがいる。大型ダンプやトレーラーですら若い女性が運転するする時代。もう特記すべき項目ではなくなった。帰りの高速のS.Aでバイブス帰り。念入りに化粧をしていたアメリカンに乗る女性ライダー。走り出せばまた汚れるかもしれないのに念入りに女性らしさを失わないその子が妙に素敵に見えた。いつの時代も何をしていても女性らしいしぐさや行動に男は惹かれるものだと思う。 話しがそれたが、ニュリとニュリベイベが会場に戻ってきた。深夜になってRYOもやってきた。深夜まで話しは続く。 焚き火はその会話を続ける電源のようなもの。火は人類がはじめて獣や的から身を守り、夜間でも視界を確保し、調理をするという文明生活最古の源だ。タバコはすわないけどもタバコをすうとほっとするという感情のなかにはきっとライターなりマッチなりで火を起こすという行為が、DNAのどこかにその太古の記憶があるからに違いないといつも思う。焚き火の炎をみながら会話のあと、とっておきのBGMを奏でるために私は眠りにつき長い1日は終わった。 | ||||||