グレゴリー
2004年5月
先日グレゴリーのデイパックを買った。デイ&ハーフというモデルである。日本語でいえばその名の通り1泊半だ。
実はこのデイパックは、1987年頃にも一度買おうとしたことがあって、それから数えても約17年ごしの夢が叶ったのである。 子供の頃から大のアウトドアブランド好き。父がクレー射撃やハンティング、あるいは釣りが好きだったせいもあってか、特に我が家ではアメリカのブランドに弱かった。確か私が小学生あるいは中学生の頃だろうか、岡山市の繁華街にその名もDAY&DAYSというお店ができた。そこ初めて目にしたのが、L.L.Beanやノースフェイスのアメリカアウトドアブランドであった。日本製ではタラスブルバが並んでいてこれもかなりの出来であった。そんなカルチャーショックに追い打ちをかけるように、アメリカから半ば1970年代のアメリカから絵の勉強をして帰国した従兄弟がやはりアメリカ製のフレームザックを背負い、ノースフェイスのダウンジャケットを着ていた。
その少年は(あ!わたしのことね)やがて高校生となり、当時創刊されたばかりのフィールド&ストリームというSONY出版からのアウトドア雑誌に夢中になった。また同時にオートバイライダーとしても成長を重ねる。やがて北海道に通うようになったサワヤカ青年(わたしのことね) は、三角テントから脱却し、徐々にキャンプ道具に凝るようになる。
その頃に買ったウェストバッグのひとつが、マルコムスミス製のバハタイプのウェストバッグである。ウォータージョグを装着できる構造で気分はバハ1000を走るオフロードライダーなのだ。そしてこの頃同時期に買ったのがグレゴリーのテールメイトだった。1987年頃である。(1988年式の逆車ホンダXRに乗っていた頃に腰に巻いていた写真があるのでたぶんこの頃だろう。)
前置きが長くなったが、この頃に一度このグレゴリーのデイ&ハーフを買おうとしたのだが、なんせあの頃にしてはかなり高額なデイパックだったし(今でも高いけど)他にも風魔プラスワンブランドのザックを持っていたので(背中がオレンジでレッドホライゾンと書いてある奴ね。覚えてるう?)おそらく同じようなものを2ヶあっても仕方がないという、当たり前だけど私にしてはエラク冷静かつオトナな判断で、デイ&ハーフは購入を断念したのである。
時は少し流れて1990年代前半。仕事の関係で栃木県に転勤してからアウトドア全開モードである。この頃に富士山に登山したり尾瀬に職場の人々とトレッキングに行くようになるのだが、このときわたしはいつのまにか、(本当にどこで買ったのかもよく覚えていないほどすんなりと)部屋にはミレーの60Lザックとローアルパインの45Lザックが鎮座していたのである。恐らく山とかですれ違うとどうも大きなザックのほうがでかくてカッコエエゾ!みたいな暗黙の美学というか、まあ体力不相応な見た目を重視した買ったと思われ(笑)その結果富士山山頂まで持っていかなくてもいいほどのカメラ機材とともに死にそうな気分で(笑)ぜいぜいいいながら登頂した思い出とか、せっかくだからと雪の残る尾瀬のヒウチ岳にのぼってスキーで降りてくるなどという、これまた自分の体力を省みない無謀な事をよくしていたのである。ついでに自転車でこのザックにキャンプ道具を全部背負ってぜいぜいいいながら佐渡島を一周したり、いまの怠惰で虚弱な生活からは想像もできないほどタフネスでありました。
そんなこんなで月日は流れてすっかり野山にはいかないヒトになっていたのですが、最近やっぱりなんか違うよな。街にでかけてもすることないよなあ〜と気づいてしまった私は再び野外な趣向に傾いているのです。さらにわたしの中のおおきな自然な流れで使用していないものを整理できるヤフオクともめぐりあってさらに相乗効果でアウトドア道具の再編成が進んでいます。
手始めに、押し入れの奥深くしまい込んでしまって邪魔者扱いされていたローアルパインが思ったよりも高値で売れてさらに、ミレーのザックも第二の人生を歩みはじめました。これから世界放浪の旅に出るという方の弟さんが、出発準備を進める姉さんのために落札してくださったのでザックの一生としてはわたしのようなエセアウトドーズマンの家の押し入れの奥深くでカビ臭くその生涯を終えるよりも遙かにシアワセで波乱万丈にみちた世界をみていると思います。
さらにヤフオクでわたしの持っているグレゴリー製品群を出品したところどれもまさに信じられない!の高値で落札されました。それらの資金で今回17年越しの夢叶って買ったわけですが、なにがすごいってこの17年間少なくとも素人目にはロゴ以外なにも変わっていない点です。当時から完成されていた何よりの証拠でしかも価格もデザインも変わらず売れ続けて残っているっていうのはほんとハーレー並です。どんな評論家や広告よりも、また一時のブームよりも、この長い長い歳月を生き残ってきた製品というのは、もうそれだけで信用に値しますね。
背負った感触もとてもしっかりとしていて満足です。これでまた一生モノアイテムが増えました。ちなみに普段の生活ではやはりでかいので・・普通のデイパックも欲しいような気がしますが・・・と新たなブツヨク魔かっ!?
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1987年年頃に大阪で購入したグレゴリーのテールメイト。これは今でも私のお気に入りなので売ることはない。撮影機材・EOSKissデジタルEF50mmf1.4

2004年17年越しに夢叶って購入したグレゴリーのデイ&ハーフ。いまのロゴも決して悪くないと思うのだけどなぜか市場では旧タグが人気です。ちなみにこれの購入資金は紫タグのグレゴリーのポーチをいくつか売ったお金で買うことができました!しかもおつりまで!撮影機材・EOSKissデジタルEF50mmf1.4
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