蕎麦で昼食を
2004年2月10日

 ティファニーで朝食を、蕎麦で昼食を。
まったく意味不明な書き出しだが最近またお昼休みに蕎麦を食べている。
この蕎麦屋は以前より蕎麦通(ツーリング)メンバーとよく行ったところだが、結婚して以来アイサイ弁当でお昼だったので、しばらく遠のいていた。

 つい先日、お弁当がない日があったのでクルマで片道20分ほどかかるその蕎麦屋まででかけたところ入り口の白版(ホワイトボードね)になにやらペンで書いてある。
 店内に入って尋ねると十割蕎麦だという。世の中には十割蕎麦とうたいながらも実際は十割蕎麦であることは希であるらしい。個人的には蕎麦がおいしければその比率なんていっこうに構わないが、やはり十割蕎麦は美味いことが多い。
 通常、街の蕎麦屋さんは、蕎麦以外のメニューも充実しており、カレーから丼物、そしてラーメンや餃子まである店もある。通常うどんやカレーがサイドメニューにある蕎麦屋は、正直蕎麦そのものは期待できない場合が多いが、このお店の場合は例外的に、メニューにラーメンまである店なのに、蕎麦もちゃんと美味い!。
 だが、蕎麦のおいしさがわからない輩にまで手打ち蕎麦を出したくない方針なのか、ランチメニューでカレーや丼物とセットになった蕎麦をそのまま注文すると、蕎麦とは似て非なる乾麺の蕎麦が出てくる。
 メニューの最初のページのみ、手打ち蕎麦を書き出している。さらにその手打ち蕎麦の中も2種類あって民芸せいろと呼ぶその下段メニューはお店で北海道産の蕎麦粉を石臼で挽いているそうだ。
 通常わたしは、手打ち蕎麦メニュー上段にある辛味大根蕎麦の大盛り、もしくは下段の民芸せいろ大盛りを食べている。特にこのお店の辛味大根は長野産の丸くて辛い大根をたっぷりすり下ろしてあるのでけっこうなうれしい辛さを堪能できる。
 一時期は毎日通っていたので麻薬的な常習傾向にあった。蕎麦ジャンキーになってしまうのである。

いつも繁盛しているので席は合い席になる事が多い。わたしの美味そうな蕎麦をみて明らかに蕎麦のセットを注文する客が隣に座ると、初めての人は定食のセット蕎麦も同じメニューが出てくると勘違いするのか、明らかにその見た目からしてチガウおいしくなさそうな蕎麦を食べているのである。
かわいそうに・・・。
すぐそこにはこんなに美味しい蕎麦があるというのに・・。
あと100円プラスすれば君の目の前に開かれる蕎麦の道は天と地ほども差があるのだ。
時々説明してあげたい衝動にかられるが、わたしがそこまで美味しい蕎麦を普及する必要はないし、だいたい見知らぬ隣の男から勧められても、おおきなお世話だと迷惑がられるだけであろう。
しかしながらなんとも歯がゆい思いでその隣が選択したちいさな過ちをただただ落胆の気持ちで凝視するのであった。(っていうか隣のメニューを見るなよな(笑))

 まっ、それはともかくここの蕎麦はこうして日常のお昼に食べる蕎麦としてはかなりの満足度であるのだがそこへさらに季節限定の特別メニューが投入された次第である。
 例えていえば米国海軍の中にさらにSEALSが投入されたような状態だ。え?ぜんぜんたとえになってない?
三国志で言えば、関羽が戦っているような場所に超雲が駆けつけたかのような蕎麦である。(どんな蕎麦じゃ?)

 蕎麦は蕎麦を打つ人の体調や水加減でかなり味が変化するとの事だが、初日に食べた蕎麦は驚愕するほどの美味しさであった。口に含んだ時に広がる蕎麦の香り。驚いた。ウマイ!。すべてが最高である。
 時が経つのを忘れてしまうほど美味しいのだ。
(脳裏の中にはなぜだかカサブランカのAS TIME GOES BY♪が流れている・・)

ああ・・このままずっと蕎麦を食べつつけていたい。・・・

 だが現実は厳しく目の前の蕎麦は最後の1本を迎えた。
白い蕎麦湯を飲んで至福のひとときは終焉を迎えたのである。

 たかが昼食、されど昼食である。
なにを食べても同じじゃん!と思っているかもしれない。
だがそんな毎日を繰りかえしていけばその差は計り知れない差となるのである。

 コンビニ弁当590円だけでは量がたりず、おにぎり1ヶプラス、おっとサラダも買って・・
ドレッシングは別売20円か〜。ついでにペットボトルのお茶と・・・・

なにげない日常。
コンビニエンスな生活に毒された日々。
さらにこのあと悲劇が待っているのである。

レジで並んで待っているとそこに表示された金額は1300円!
無情にも消費税込みで1000円を軽々オーバーしてしまっているのである。
ああ!なんという愚かな出費。

しかもあどけなさが残るレジのアルバイト女子高校生17才朋子(仮称)は無情にも貴方の年齢をよく確認せず疲れた顔を見て40代だと誤認し、しかるべきレジのボタンを押しているかもしれないのである。嗚呼!

こんな過ちをおかさないためにも最近わたしは蕎麦屋へ向かうのである。
十割蕎麦大盛り!。
750円で買えるシアワセ、至福の時である。

写真で見た感じよりも実際には蕎麦の量はボリューム感がある。

大盛りで750円。満足の味と蕎麦の量、そして価格と三拍子揃っている。

ちなみに十割であるかどうかは疑問だが美味しいので比率には興味がない。

撮影機材・FUJI FINEPIX 50i。


K
同じメニューを注文しているのに日よって違う。一番美味しかった日はもうすこし黒い蕎麦だったような気がする。
撮影機材・FUJI FINEPIX 50i。