シンプルライフ・ヤフオクにはまる夏

 シンプルライフ宣言を何年かに一度しながらも未だに実行に移せない私であるが、今年当初の目標通り、やっと少しづつ動きはじめた。
 そう・・実に・・今更だが・・・ヤフオク(ヤフーオークション)にはまっている。v(^o^)

 ホームページ開設も6周年を迎え、ネット歴はそれなりですが、ヤフオクには手を出したことがなかったので、友人からはなぜ?楽しいよ!とかなり周囲が勧めてくれていたのだが、手をださぬまま数年の月日が過ぎた。

 今更の感があるが、新鮮な気持ちでECでの取引を実感している。

 いまのところ出品イコール落札が続いている。目的は不要なモノを処分したいというところなので、あまり最低落札価格も高くはしていない。しかもレアモノがなぜか多いので、意外と高値で売れる。
 よくヤフオクで儲けた!という表現を耳にするが、あれは正しくない。仕入れたものならともかく、買った価格よりも安く売るのは儲けたことにはならないだろう。まあ、ただで処分してゴミとなはずのものがリサイクルいや、リセールされるのであるから、処分する金額をゼロ円と位置づければ、確かに儲けたという事にはなるだろう。

 いろいろな出品物を見ていて感じるのは、実に現代の消費が現れている。モノがあふれているこの時代で価値があるもののアウトラインが見えてくる。売れないものは、10円や100円でも売れず、人気があるものは、価格がどんどん上がって行く。
 かつてモノがない時代は、どんどんモノがどんどん売れた。やがてモノがあふれてくると、今度は同じようなものであれば価格が安いモノが魅力的に錯覚し、売れた。
 そして現代は、100円ショップやユニクロで、選択眼さえあれば低価格でいろいろなモノが買える時代を過ごして、これからはさらに次ぎのステップに突入しているのだと思う。

 ひとつには希少性であったり、いまの技術では作ることのできない仕事が施された商品であったりする。また新製品はヒットさせる事に、メーカーは必死であるが、ヒットイコールその時点でヒットではなくなるという矛盾をもっている。
 この希少性や、歴史、本質におけるブランド力。あるいは真似のできない技術やデザインこそが、鍵となるだろう思う。

 ハーレーダビッドソンを例にとるならば、いくら日本のメーカーがハーレーに似た、ハーレーを超える技術で頑張っても到底、それを凌駕することができないのは、ハーレーではないからである。


取引の原点

 わたしの場合は主なるヤオフク目的がシンプルライフなので、いまのところ100%出品者側であるが、顔をみたことのない相手であってもメールのレスポンスや文章の書き方で、相手の人物像がにじみ出てしまうところが実に面白い。ぶっきらぼうに必要最小限だけの文で書く人。まめに状況を説明するひと。落札できた経緯や今まで欲しかったことなどを一杯書く人など実に様々である。

 一番感じているのは、人類の・・というと大げさだが、まだお金というものがなかった時代のブツブツ交換に通じるような気持ちをどこかで感じている。もちろん取引にはお金が介在しているのではあるが、売り手も買い手も、その需要と供給がバランスをとれた時点で取引が成立し、売り手も買い手も同じ対等の立場で、お礼とお願いの挨拶文を交わしながら成立するというまさに太古の昔にあった人間社会が成立した頃との取引が、最新のWEBというツールでリンクされた、まさにハイパー物々交換のようである。

 業務で質問やクレームのメールに対する返事を書いていると、当然、ん?と意味不明の問い合わせも多く、辟易とさせられる日々ではあるが、反面、お客さまの方から、無事商品が届きました。ありがとうございます。と一言うれしいメッセージをくれるお客さんも少なくない。

 客を客とは思っていないような売り手側の言動や、逆に、いくら客側とはいえ、何様のつもりなのか?と呆れてしまうようなバランスを欠いたやりとりは論外だが、すべての取引は対等で、契約をする前に納得がいくまで確認しあって成立するものである。ネット上に限らず、たとえばショップとのトラブルなどは、この契約をする時がお互い曖昧だったり、自分の都合がいいように、・・・だろう!とだろう運転ではないが、だろう契約をしているために事故はおこる。
 契約は、契約する前に充分確認して、納得の上にで行われているものだ。もちろん巧みな罠も多い現代だが、自分で冷静に考えればわかりそうな詐欺にひっかかるようでは、その罠にかかった自分の甘さを反省すべきだろうと思えるニュースが少なくない。

 ちなみにニュース報道を聞いているとまるでインターネットは社会の暗部のような表現が多いが実際は、それほどでもなく、むしろ気持ちのよい取引や関係が生まれているのはないかとさえ思う。もちろん時々、トラブルも耳にするが。
 いずれにしても、売り手が偉いわけでもないし、お客さまは神様でもない。ごく当然のこの事実をヤフオクを通じて感じている今日この頃である。

2003年8月7日

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