一眼レフデジカメ

2001年の8月にデジカメを購入した。
仕事で使用していたのはもっと以前からだが、自分のカメラとして買ったのはこれが最初である。
この約2年弱使用してきた感想を言えば、もう日常生活の必需品である。
公私ともに常に手元にあるので、携帯電話や腕時計以上に日常の道具である。
私はライカ好きでもあるし、他にもニコンF3をはじめ複数所有しているがここしばらく銀塩フィルムで撮影した記憶がないほどデジカメの使用頻度が高い。

以前はデジカメVS銀塩対決とか、あるいはやっぱりフィルムがいいとか真剣に議論があったが最近はそんな議論を遠い昔の事のように感じるほど、カメラはデジカメ時代になったと思う。
実際プロのコマーシャルフォトグラファーの間では圧倒的にクライアントの方でデジタル画像指定が多く必然的にデジカメ中心の仕事になってきたという。アート系のフォトグラファーや風景写真を除いては、特にスピードの重視される報道分野ではもうアナログカメラの生きる道はほとんどないのではないかと思えるほどである。

いや!やっぱりアナログのカメラがいいという意見もあるだろう。だがそれはすでに同じ土俵の道具ではないのである。たとえていえば私にとってレンジファインダーのライカは、ハーレーであって、デジカメは車である。あるいはディーゼル機関車のローカル線と新幹線のようなものかもしれない。
 自分の愉しみの時間・趣味としての撮影ならライカの方が断然楽しいに決まっている。ライカで散歩しながら、穏やかな空気感の町並みを、レンジファインダーの静かなシャッター音で、風景を切り取る作業は、それだけで何事にも代え難いヨロコビがあることを、ライカで撮影したことがある人ならば言わずともわかることである。新幹線で帰省すれば居眠りをしていても到着できる場所にわざわざOHVのエンジンの乗り物にまたがって旅をするのにも似ているだろう。
 仕事で、移動を重ねるような出張にはローカル電車よりも新幹線がふさわしいように、すでにデジカメと銀塩カメラは、同じカメラという道具でありながらもはや同じ土俵にはいないのだ。優劣や勝ち負けではなく、目的や気分に合わせて使い分けるカメラだと思う。

私は今デジカメ一眼レフが欲しいものの、かと言ってライカを手放さそうとは微塵も思わない。

さてキャノンからEOS10Dというカメラが少し前に発売された。
納期は1ヶ月以上と予想通りヒットしているようだ。
業務用として購入したので納品が楽しみだ。
カメラの価格はオープンプライスだが実勢価格は20万を切っている。
今までのデジカメとしては破格の内容だと思う。
だがまだまだだと高い。

以前EOS kissというキャノンの一眼レフを好んで使っていた。
その軽量さと、気軽さからいろんな場所で撮影してお気に入りの写真も多い。
私はこのデジタルカメラ版を望みたい。
名付けてEOSkissD(笑)ひねりがないですなあ(笑)

まあネーミングはなんでもいいけど軽量で、コンパクトで低価格。
できればボディ価格59800円ぐらいで作ってほしい。

プロ用ではないので何百万画素もいらない。WEB用&サービスサイズぐらいが
そこそこきれいであればいいと思う。

世の中 画像に容量を多くかけすぎのきらいがある。なかには拡大して使うこともあるかもしtれないが、単なる記録程度の写真に1MBとかかけているのを時々見かける。
写真をメール貼付で送るのに、何メガもある画像が突然送られてきてぶったまげることがあるが、印刷用原稿を送受信したりするのでもない限り、たとえばWEB使用前提であれば50K程度で横幅350dpiの画像で充分なのである。

確かに数値は大きければ大きいほどその画像情報は多くなり理論上はきれいな画像・高画質なのだが、どうも数値を頼りすぎて開発しているのではないかと思えるほどだ。
WEB上あるいはサービスプリントサイズからせいぜいA4程度しかに使わない原稿にむだにモモリーを消費するのはやめようキャンペーンを開催してほしい(笑)

 話がそれたが、私がそのEOSkissDに求めるのは、一眼レフ用レンズのボケ効果である。
まず、少しだけカメラの基礎のおさらいである。(カメラの知識がある方は読み飛ばしてください。)

 レンズの特性として明るいレンズほど、当然、絞りの解放値が明るい。これはレンズの絞りの羽根の開口部が大きくなるので一瞬の光の通過時間が大きい。これは満員電車で扉が少ししか開かないのと大きな扉ががばっと開くのとでは、同じ時間ではより多くの人(レンズの場合は光)が通過できる。たとえば30人の人がその電車(光の場合はその場の光量)を降りなければならない時に、全体が開くような大きな扉なら一瞬で30人はホームに降りることができ、出口がひとり分しか開かないのであれば、逆に扉の開いた時間をより長く開けておかなければならない。これがレンズの絞りとシャッター速度の関係である。
 絞り優先モードの場合は扉の開く大きさ優先なので、扉の大きさに合わせて、シャッター速度、すなわち扉の開いた時間を人が降りるまで開けておくことになる。
 シャッター速度優先の場合は、上記とは逆に扉の開閉時間を決めるからそれに合わせて全員がホームに降りられるだけの大きさの扉を開いてね。という状態となる。
 露出オーバーあるいはアンダーという言葉があるが、これは電車で言うなら、すでに人が降りたにも関わらず扉が開いたまんまの状態が長いこと。あるいは少ししか乗っていないのに扉が開きすぎた状態を言う。アンダーはこの逆でまだ人が全員降りていないのに、扉がしまってしまい適正露出を得られなかった状態(光量が足りない)を指す。
 絞りには非写界深度とよばれるものがあり、詳しく説明するとそれこそ専門書のようになるので割愛するが要は、上記の絞りを絞りこめばこむほど(レンズに記載されたf値の数値が大きくなるf8、f11,f16といった風に)この非写界深度は深くなり、カメラで合わせたピントの場所よりも、前後に(前後で比率は違う)よりピントの合う領域が増える。
 風景写真を撮る方の多くが三脚に固定して撮影しているのは、ピントを風景の手前かた一番奥の山などすべてにフォーカスを合わせるためである。絞り込むほどシャッター速度は遅くなり、当然手持ちで撮影できるような露光時間ではないからである。
 この逆に絞りを解放値(もっともそのレンズが明るい羽根の中の穴を一番大きくした状態)にするとピントの前後に合う区間はどんどん狭くなる。明るいレンズの解放値だと斜めから女性のポートレート撮影した場合、右の瞳にピントを合わせると、左目はもうすこしぼやけているほどだ。

 ボケ味を産む効果にはこのレンズの解放値の他にもそれぞれのレンズの焦点距離にも影響する。簡単に説明すれば広角系のレンズよりも望遠レンズになればなるほど、このボケ味はより効果的になる。(効果的というよりわかりやすいといった方が正しいか)
 これには望遠レンズの圧縮効果もあって、より立体的に写したい主題を効果的にドラマティックに見せる効果がある。
 人気のアイドルスター(死語?)を追っかける、アマチュア写真家や、公園などで見かけるおじさんフォトグラファーの方々が50万もする通称サンニッパ(300mmでf2.8)などの白レンズを持って撮影しているのも、この望遠レンズ圧縮効果と明るい解放値の組み合わせによる
美しいボケ味をもとめての事である。

 これらの効果はカメラ本体の性能ではなくレンズ性能なので、たとえボディがEOS kissであろうと同じである(同じであると言っておきながらなんですが、実はいろいろ不具合がっ!)

まあそんなすごいレンズではなくても、明らかに一眼レフタイプとレンズシャッターのコンパクトなデジカメとでは撮影されたものはかわってくるわけです。はい。

 もうひとつ決定的な違いはシャッターを切るまで、撮影するまでのタイムラグである。
決定的瞬間を撮影するにあたり、これはおおきなマイナス要因である。
いま使っているデジカメもたとえば、赤ちゃんが笑っている瞬間を撮影しようとして電源を入れ、シャッターが落ちるまでには相当時間がかかる。
 相当というのは一眼レフのカメラと比べてであるが、表現としては決定的瞬間をはるか以前に失っているので、やはり相当な時間と表現すべきだろう。昔のカメラ雑誌などではシャッター速度よりもシャッターのタイムラグを重視する記事を多く見かけたが、まさしくこのシャッターボタンを押して、実際に撮影できるまでの時間はかなり重要な要素である。

 画質的には現行のコンパクトデジカメ程度で充分。そして一眼レフタイプのレンズ特性とシャッタータイムラグの少なさが、EOS kissDを望む主な理由である。
 もうひょっとしたら開発は進んでいるかもしれないけどはやく欲しいカメラである。ニコンやミノルタも対向して競争激化することを望みたい。
 大ヒット商品間違いなしである(笑)ほんとか?来年あるいは再来年には登場しているだろうか・・。

2003年5月8日

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