先日、友人にぎんなんを少しわけてもらったので毎晩少しづつ煎って食べている。ぎんなんは好きだが今までぎんなん拾いに行ったことはない。今年こそは近くの銀杏並木に拾いに行こうと思いつつ気が付くともう道端のぎんなんはなくなっている。ぎんなんを食べる頃はもう冬なのだ。
ぎんなんは、チープな作りの小さな網のついた煎る道具を持っているので、それで煎る。経験上あまり動かして煎らなくても弱火でガスコンロの上に放置しておき、途中1〜2度ぎんなんをその小さな容器の中で転がせばあとは1分か2分程度で、ぎんなんのはじける音(というか破裂音)がポン!ボン!ボファ!と威勢よく鳴り響くのでいやでもわかる。わたしの場合は5回ほど破裂音を確認したら火を止めて、コンロからおろす。
ぎんなんペンチ(正式にはなんと呼ぶのか知らないが)を使って、ぎんなんを割る。このぎんなんペンチは一番握った時にちょうどペンチ部分が、標準的なぎんなんの85%?ぐらいの大きさの空間なのでどんなに強く握ってもぎんなんそのものをつぶしてしまうことはない優れものである。
あつあつのぎんなんを、小皿に盛った天然塩をほんのわずかにつけて食べるシンプルな味はまさに冬場のキングオブおつまみではないかと思いながら味わっている。旨い!大人の味である。
ところでこの巻頭コラムにぎんなんについて書いた記憶があるよな・・と思いバックナンバーを見たらなんと2回目のコラムがぎんなんであった。1998年の12月に書いているのであれからもう4年の歳月である。いやはや月日がたつのは、はやいものだ。
2002年 12月4日