これはイタリアを代表する照明メーカーであるアルテミデ社製品で、ここの製品は特にデザイン力で世界的な評価を受けています。エットーレ・ソットサス、マリオ・ベリーニ、リチャード・サッパー、ミケーレ・デ・ルッキなど多くの著名デザイナーの照明器具を世界に送り出しているわけです。リチャード・サッパーのデザインで、MoMAのパーマネントコレクションとしても知られる名作「TIZIO」などはよく映画にも登場します。この照明器具は昔の職場になぜか私の机の上に置かれていました。なぜか?理由を思い出してもよく思い出せないのですが、当時のデザイン所長がなにかのプレゼンテーションのために購入し、使用後は物置に置かれていたものを私が気がつくと自分の机の上にありました。とにかく毎日遅い時間の残業タイムではその照明に光が灯るだけでいい雰囲気になったのを覚えています。ラジカセからデイブブルーベックのタイムアウトのアルバムなんぞを流していたはずです。さてその照明器具とは当然退職と同時にお別れ(会社の備品ですのでね)その頃自宅用に買っていたのが同じアルテミデ社の「TOLOMEO」だったわけです。
私の「TOLOMEO」は、ミケーレ・デ・ルッキさんがデザインした照明器具です。
さんづけで呼びましたが、もちろん彼と私は面識などあるはずもなく(笑)工業デザインの雑誌や本の写真でしか知りません。彼は、まるでルネッサンス時代の彫刻のようなあるいはローマ時代の市民のような髭をはやしています。何年かかって伸びたんだろう・・などという疑問はさておきとにかくこの照明器具にはひとめぼれでした。ある日スーツ姿で東京秋葉原のヤマギワにたちよった際に思い切って買ってしまいました。もう10年以上も昔に買ったので今の店頭価格よりは1万〜2万程度高く5万円前後した記憶があり、その何年か後に同じ店で価格が下がっているのを見たとき少なからず衝撃を感じたのを記憶しています。
私は今でも建築資材とかで使われるターンバックルとか大きな吊り橋とか、わけあってそこにあるテンションやワイヤーになぜか妙に惹かれます。この照明器具に惹かれたのはまずこのワイヤーとテンションによる角度調節機構と内部に配線処理された上質な仕上がりそしてそれをうまくまとめた普遍のデザインであったのでしょう。
ライト部は初めてみたときまるでキャンプで使うシェラカップのようだと(笑)感じましたが使っていると実にいいバランスです。
最近百貨店の女性化粧品売り場などでもこの照明器具をみかけますが、この照明器具のすごいところは場所を選ばないところだと思っています。
すなわち化粧品売り場から重厚な重役室、そして明るいCaf獅窿Rンピュータールームまでどこにあっても不釣り合いな感じがしません。どんな空間にあっても不思議とその空間とバランスよく共存するデザイン。それがこの照明器具の素晴らしい点だと思っています。
たかが照明、されど照明。同じ電力を使うなら、自分で気に入った気持ちのいい照明器具で秋の夜長の読書などいかがでしょうか?
追記
写真に写っているパソコンはibook。普通パソコンってどうも小賢そうな佇まいが人間よりも偉そうな気がしていやなものだが(笑)マックの場合は、賢いけど見た目お気楽でチープな白いTシャツ&デニムって感じがいい。ちなみに表にはステッカーをべたべた貼ってある。これは友人のサーファーを真似してみた。しかしサーフブランドの爽やか系ステッカーにかなわずやや貼ったステッカーに後悔の念。
インターネットもAirMacで快適。YahooBBもいまではすぐ工事してくれるらしい・・半年もまったのによおお!ってそんなことよりALFAの147が当選しないデスカネ?
さらに後方にみえるラジオはBOSEのウェーブレディオ。デビュー後すぐ買ったのでラジオのみ。今はCDデッキ機能付きがある。さすがBOSE。いい音がする。価格はラジオとして考えると割高。BOSE丸儲けとはこの事だろう。(謎)
CD付きが欲しいがデザイン的にはこちらの方がオリジナルデザインでかっこいい!(と言い聞かせて我慢)(笑)
2002年11月