LEICA PAGE 

寿ライカ

 最近は少ないが以前は、友人の結婚ラッシュで、毎週のようにライカが活躍したことがある。

 だが結果的に、ライカは結婚式には向いていないという個人的な結論に達した。もちろん式の雰囲気に小道具(飾りか?)としてのライカはバッチリだが、写真の写りとして、また写す側から考えると向いていない気がした。あくまでもこれはぼく個人にとって向いていないだけで別にライカが悪いわけではないし、まあはっきりいえばワタクシが未熟なのです。

まず時間的な問題

ここ2、3年の間に20組以上の結婚式に参加した。おおむね式場などだと、式の進行は似ているので予測はある程度たつが、それでも突然ケーキカットなどの重要イベントが発生し、食べていたメインディシュをあわてて飲み込んで立ち上がることもよくある。この時なぜか手に油分がついていてそれがライカについてパニック?になることも。

 結婚式当日は、まず進行具合を確かめてフィルムの装填時間を考慮しなければならない。だがいつもなぜかケーキカットの最中や、式最後の新郎の挨拶のときなどに、フィルム装填がやってきてパニックに陥る事が多い。ライカのレンジファインダーの中では最もイージーなフィルムの入れ方をするM6だが、それでもあせって入れようとすると、シャッター幕を手で押しそうになってあわわわわわぎゃぎゃと結婚式で奇声をあげる変な人になってしまう。

失敗のないよう途中からコンパクトカメラか一眼レフでこの重要瞬間ショットは押さえるようにしているが、たいがいそっちで撮影したほうが適正露出だったりするのも悲しい結果だ。

空間的な問題

式場も当日に行って見るまでどんなところかわからない。変わった場所で結婚式を挙げる友人が多かったので、更にまいった!と言う事も希にあった。まずレンズの選択が難しい。ライカが2台あれば1台は広角28mmを、もう1台は90mmぐらいつけておけばいいのだろうが、1台だけでとなると50mm1本で勝負という感じになる。レンズはまだなんとかなるが、極端に暗い場所での教会や披露宴会場となるとやっぱり手ぶれしてしまう。ストロボをつかえばいいではないかと思うかもしれないが、なぜかライカではストロボは使用してはならないという世界的な掟が存在するのだ。これはショベルのハーレー乗りがセルでエンジンをかけないのと同じだ(ぜんぜん違うけど??)あるいは4駆のりがハブをロックするときマニュアルロックにこだわるのと似ているかもしれない。(たとえが、どんどんわかりにくい?

 ともかくあわてて何かと取り直しのきかない時間がどんどん進行してゆく結婚式にライカは向いていないと思います。もしもっていくなら3枚程度だけじっくり時間をかけて撮るような場合で、あとは首からぶら下げておくだけという立場なら正しいと思いますが。

結論は結婚式に向いているカメラはフルオートのAF軽量1眼レフカメラズームレンズ付きに限る?と思います。

 ちなみにタイトルの寿カメラとは、ある結婚式で新郎が、いっそそのライカマーク(赤い丸)を寿という漢字のバッジに交換したら(笑)といって話したところから一時期、寿ライカと呼んでいました。

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